生まれ変わりを信じますか?
貴方に聞いたのは他の誰でもない私でありました。
信じていないと、首を横に振ったのは、貴方です。
その答えは、私たちが、本当に何もないゼロの状態から自分たちでこの幸せをつかんだことの証明で、私は嬉しく想いました。


生まれ変わりを信じているのか?
私に聞いたのは、他の誰でもない、貴方でありました。
分かりませんと、首を縦にも横にも触れなかったのは、私です。
その答に、貴方は一言返事をして、愛おしそうに私の髪を撫でてくれたものですから、私は嬉しく想いました。


貴方の存在を、温もりを感じながら。
それでも、もしも生まれ変わることができるのならば、
貴方をお慕いしたいのです。
そう、強く願ったある日の昼下がりのことでした。









生まれ変わったら、